Phone call

雨が強くなってきた夜中の1時過ぎに着信。

「あいよ。」

寝ようと思っていたけど、テトを膝の上に乗せてブログ巡りなんかをしていて起きてた自分が答えると電話の向こうはタクシーの中。ぼちぼち飲んでいたようで。

少々嫌なことがあって凹んでいるのか、前日の「何だかわからんけど上から目線」のおもろいトーンとは違う。

「何してたん?」

と、自分もデスクの上に新しいビール缶をプシュっと空けて、マシンの前でブラウザをくるくる変えながら話を聞く。頭の中で整理しながら、家に到着する頃まではずっと聞いていた。もうちょっと話が深いところになると、だんだん感極まってきたのかグスグスと泣き出してしまった。よく泣くなぁ、と言いながら自分も話を始めた。至極、あたり前で客観的で、自分の意見もちょっと挟んでみながら。

1時間後。テトは自分のベッドでフガーって寝ていて、自分はiTunesでJazaatronikを聴きながら確率論って何?の話をしてた。それでいて最後に、

「自分は仕事なんかだと、常に確率が高い方を選択するよ。でもそうじゃないところでは感情を挟まないと生きていけない。」

と。既に向こうは泣き止んでいて、何についてもフラットで論理的に考えているように見えて、最後はそれかい!?とかいいながらケタケタ笑っている。

「そういうもんだよ。ちょっとはスッキリした?」

と聞くと、うんって。


明日は何してるの?、なんて聞かれた頃にはさらに1時間後。

「体調がまだ万全でないからはやく治すよ。」

そう答えると、じゃあさっさと寝なよとか言われて、おいおい電話をかけてきたのはそっちだろ、とかやり取りをしつつ、おやすみと電話を切った。