セレブ(笑)

祖父の財産の行方が孫を直撃するっていう報道がよくわからんが。

パリス・ヒルトンの祖父、財産の大半を寄付する意向
[ニューヨーク 26日 ロイター] 米人気タレントのパリス・ヒルトンさんの祖父、バロン・ヒルトン氏(80)が26日、資産の97%を死後に慈善目的で寄付する意向を示した。同氏の現時点での総資産は、推定23億ドル(約2600億円)。
 バロン・ヒルトン氏が代表を務めるコンラッド・N・ヒルトン財団が声明で発表した。
 同財団はもともと、同氏の父でヒルトンホテルズグループ創業者の故コンラッドヒルトン氏が設立。アフリカにきれいな水を供給したり、目の不自由な子どもたちへの教育を受けさせたりするプロジェクトを支援している。
 この件について、孫のパリス・ヒルトンさんのコメントは取れていない。

ヘッドラインのつけ方だけれども、ロイターはまだこうした内容だが、

# パリス・ヒルトンさん、遺産は大幅減…祖父が慈善寄付へ(読売新聞)
# ヒルトン家の資産を慈善団体に寄付へパリスさんへの遺産消える!(産経新聞

なんて感じでね。読売も産経もただのゴシップ誌ですか?むしろ、バロン・ヒルトン氏の判断を前向きに報道しなよ、とか思う。

それにいいんじゃないか?3%でも78億円だし。本人の稼ぎも結構あるし。

それでまあ、関連のトピックスを見ていたら、こんな記事が。

 パリス・ヒルトンはなぜお金持ち?

このエントリ、かなり笑わせてくれる。
まず、セレブの使い方。

時価総額全米7位、売上高40兆円、世界最大の小売業であるウォールマートのことを壁紙を売っている会社だと思っていたとはさすが”セレブ“です。

#さてではなぜパリス・ヒルトンはウォールマートも知らないほどセレブなのでしょう?

#ここでお金持ちのタイプについて考えたいと思います。お金持ち(セレブ)には2種類のタイプがあります。

ちょwww。あの、セレブ=お金持ちっていう連想をMBAまで取得したファイナンシャル・プランナーが書いていることに驚き。さらに、セレブだからウォールマートを知らないのではないのですが。それがパリス・ヒルトンクオリティなんですけど。

加えて、お金持ちの概念も面白い。

お金持ち(セレブ)には2種類のタイプがあります。

1. ずば抜けた個人の能力によって大金を稼ぐ人たち:キャサリン ゼタ ジョーンズの一年間のCM契約料は24億円、イチローは5年間でマリナーズと108億円の契約など。

2. 株式の値上がり益によってお金持ちになった人たち:1973年生まれでグーグルの共同創業者のラリーペイジはグーグル創業後10年で2兆円の資産を持つまでになる。動画投稿サイト“YOUTUBE”の創業者はグーグルに買収されることによって400億円分のグーグル株を取得、世界第2位のお金持ちウォーレン・バフェット株式投資だけで6兆円もの資産を築くなど。

この部分って、2の株式の値上がりを強調する為に1の例をあげているみたいだけれども、この2通りしかないのか、とw。証券会社だけを生きてきた非常に狭い見解。非上場による事業の成功で金持ちになった人もゴマンといますが。しかも、それは個人ではなく組織の力ですが。こんな人に自分の資産運用なんぞを聞きたくないなとか思うんですけど。これがこの世から消えた山一證券クオリティなのか?

パリスを典型的な頭の悪い金持ちのような扱いをしてますけど、もうちょっとなんとかならないのかね?マネーコンジェルジュとか言っているぐらいなら。